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2009年8月14日 (金)

高速道路無料化の経済効果だと???

ヲイヲイ、勘違いするな!高速道路の1000円定額サービスの経済効果がものすごいって?無料化すればもっと凄くなるって???確かにこのお盆休みで高速道路は大渋滞するぐらい利用されている。一方で鉄道・新幹線や国内航空、フェリーなどの旅客利用者が大幅に減っているというニュースも流れている。

さて、一般に交通量は発地(出発地点)から着地(到着地点)までの旅客流動と貨物流動の目的量の多さで決まる。この流動量が鉄道、船舶、車(さらに経路:一般道・高速道)、飛行機などの各交通手段にそれぞれ配分される。そう、交通はあくまでも手段であって、目的ではないのだ。道路が安ければ、道路が混雑し、鉄道が安ければ鉄道が混雑するというにその配分が変わるだけである。移動するという目的量自体には大きな変化はない。

必要のないところに貨物は運ばないし、新幹線で帰省(旅行)してたのが高速道路で帰省(旅行)しただけで、帰省や旅行の目的自体が無駄に大幅に増加するわけではない。
「車に乗ること(ドライブ)」自体が目的ならば目的量は増えるかもしれないが、デートや買い物が目的ならば電車で映画観に行く代わりに高速ドライブで行くだけで目的量の変化はほとんどない。高速道路があってもなくても必要な貨物は運ぶし、通勤やデートや買い物は他の手段を使ってでもするのだ。

「大幅に」経済効果が上がると考えるのはマッタクの幻想である。OD交通量の推計とかしたことのある交通や輸送・流通の専門家なら皆わかることだ。「高速道路の無料化?割引?ああ、各交通手段への分担率が変わるだけだよねー。」オイラもこの手の専門家(都市計画・都市工学系の研究員)なので細かい点で思うことはタクサンある。だが影響は複雑で、説明するのはとても疲れる。困るのは交通というものを誤解している人が多いことだ。多くは手段と目的を取り違えているのだ。

移動コストが下がればその分が他の消費に回るように見えるが、今のこの不景気では節約・貯蓄に回るだけで消費には思うほどにはつながらないだろう。ここはよくわからないところだ。
特定の移動の手段だけの割安感を高めることより、移動の目的自体を高めることの方が効果が圧倒的にあるのだ。

それよりCO2・環境問題対策のためにエコカー限定で無料化すべきである。

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コメント

京都議定書のこともあり今は地球環境問題もとても重要なので、経済効果がさほど変わらないなら、CO2排出量のとても小さい鉄道輸送に大幅な恩典を与えるような施策のほうがよっぽどよいと思う。

世界的には高速道路は無料の国が多い。これは道路は高速も含め公共物で税金で作るものという発想で、経済効果を考えるとかとは無縁の問題。むしろ渋滞による経済損失を計算するのが普通なのだ。

ま、高速道無料化に反対するものではないが、それが経済効果に結び付くという意見には異論が大いにあるのだ。

某所では利用者が受ける1年間の便益を経済効果として計算したらしいが、それってただの割引額の計算じゃないか?それ経済効果っていうのか???

金が動けば、それが経済効果だってことなのだが、それだとあまり意味がない。それによる取引量増加の波及効果とかでないとね。

ま、経済効果とか波及効果の計算って意味がなかったり恣意的なものも多いし、あまり鵜呑みにはできないんだけどねー。

ヤレヤレ…。

仮に東京から大阪まで新幹線利用で帰っていた三人家族の運賃は合計で15000円×3人=45000円である。
これが3人で400kmを車で高速道路で行くと
1000円+ガソリン代(150円*400km/12km)=6000円である。
新幹線の中の弁当代とサービスエリアでの食事代は同じとして、
某政治家が言うようにお金が動いたことがとにかく経済効果だというならば、経済効果はこの家族だけで-39000円である。これが高速道路を使った人全てに適用すると…
ギャー!ものすごいマイナスの経済効果だあ!!!

選挙で民主は圧勝したけど、このマニフェストだけはちゃんと「効果」のことを考えて再検討してほしいところだ。経済だけでなく、環境問題のためにも!

新幹線ができて通勤圏が広がったように、高速無料化になれば、今までは現実的でなかったところから通勤するとか、買い物に行くとか、経済効果があるはずだよ。地価の安い高速沿線にショッピングセンターができたり、移動する物、人の内容が大幅に変わっていくと考えるほうが自然で、変わらないというのは無茶な議論だね。

ponpokoさん、はじめまして。
通勤も買い物も移動手段が変わるだけで行為として既に今までに行われていたことです。例えば、買い物でどこかでの消費が増えれば、その分が今まで買い物をしていたどこかで減るということなのです。すなわちある場所(地域)では経済活動が増え、ある場所(地域)ではその分が減るのです。目的総量が全く変わらないとは言いませんが、トータルでみればそんなに大きく変わるということはないのです。物資流動量や旅客流動量を実際に試算しようとすればわかることですが(交通工学を知ってますか?)、もともと活動は行われていたのであって必要な物資量や旅客量は同じであり、無料化による高速道路利用はあくまでも交通移動手段の変更、低廉化であって目的自体ではないのです。

高速道路沿いのショッピングセンターができる話になるなら猛反対です。地方都市の中心部がシャッター通り化してる問題、専門家ならわかりますよね?地元経済に大打撃を与えてしまうんです。
確か法律でもうそんなに簡単に郊外部には大型ショッピングセンターができなくなったはずです。
本当に経済効果としてはマイナスになっちまいます!これは需要拡大ではなくて移動手段、活動場所が変わるだけのゼロサムゲームです!

やみっこさん、はじめまして。
はい。まちづくり三法(都市計画法、中心市街地活性化法、大規模小売店舗立地法)のことですね。
2006年の改正都市計画法で、大規模な集客施設が出店可能な地域が「近隣商業」「商業」「準工業」の三用途地域のみになりました。郊外ではあまり指定されてない用途地域ですね。
今は小売業が大競争時代で、つぶしあいになってるので、高速道路が無料化したところでそんなには立地できないでしょうねぃ…。立地しても近くの別の大型SCがつぶれるだけでしょ。
建設費分だけの経済効果はあるけど、結果的に商業施設のつぶしあいならソレこそ無駄遣いと同じだ。

環境適合車のみ無料にするアイデアもあります。
単に自動車優遇政策だとアメリカの自動車産業みたいになりますからね。ちゃんと未来を見据えて。

高速道路無料化で通勤圏が広がればより地価の安い広い住居に住めるようになります。その結果、企業は人を集めやすくなり、また、消費に回せるお金が増えます。商業施設がより安いコストで実現できれば、企業の利益は増え、従業員の収入も増え、消費も増えていき、経済は拡大します。つぶしあいではなく、より効率的な経済に転換していくのは、資本主義社会では健全な変化です。経済活動の総量が増えないというのはとんでもない議論で、GDPを増大させるようにするのが発展というものです。GDPが増えれば、当然、消費の総量も増えるのです。

うぎゃー、高速道路で車で遠くから通勤するような街づくりなんては都市計画専門の人間としては賛成できないし、推奨したくもないですねー。
今は全世界的にも徒歩、自転車、路面電車で生活できるエコでサスティナブルな街づくりが推奨されている時代です。日本は高齢化社会にもなるしね。
そんなひと昔もふた昔も前のアメリカ郊外都市開発みたいなのはちょっとね…。経済云々より目標とすべき生活像がオイラとは違いますね。
やっぱ、エコカー限定だな。

これだけ車社会の弊害が出ているのに、それを改善するどころかさらに加速させようなんて世紀の愚策としか言い様がありません。
今の社会は車を運転できる人には便利ですが、車を運転できない人にとっては「地方は車がないと生活できない」とよく言われるように最悪です。
買い物をしようにも、近所のスーパーなどは潰れ、車でしか行けないような遠い郊外の大型SCしかない。
街の中心部に行ってもシャッターばかり・・・。
さらに、高速が無料になっても買い物や通学、通院には全然関係なく、むしろ普段使う電車やバスが車に押されて値上げ、減便、廃止という始末・・・。
世の中には車を運転できない人がいること、そして運転できない人にはお年寄りや子どもなど社会の弱者が多いと言うことを忘れてはいけないと思います。

juggernaut さん、はじめまして。
結構、高速道路無料化による郊外大型開発を危惧されてる方が多いようです。それだけ既存市街地中心部の衰退が激しいと言うことなのでしょう。
その町の都市計画がしっかりしていれば、街づくり3法を利用して中心の荒廃を防ぎ町を守ることは可能です。この施策はセットで考えた方が良いでしょう。
ちなみに高速道無料化問題はオイラの考えがまとまってきたので最新の日記でまた書きました。是非ご覧下さい。

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