脳卒中後遺症片麻痺と帯状疱疹
脳卒中で倒れて入院したのが2008年11月なので、もう8年4か月が経過したことになる。
脳卒中で倒れて入院したのが2008年11月なので、もう8年4か月が経過したことになる。
さて、ここ数日間のできごとについて書いておこう。
オイラのバンドのライブを楽しみに聴きに来るお客様にまで心配かけたくない話なので、
8/25(土)の東京倶楽部本郷三丁目店のライブが終わるまで控えておこうかとも思っていた。
だが、このブログには高血圧や片麻痺関連の読者もいるので記憶が鮮明なうちに書いておくことにした。
先月の7/16に8/25ライブ向けのリハーサルをした。
リハーサルの後はいつもバンドメンバーで打ち合わせを兼ねて飲むことが多い。
オイラは普段は飲んでも乾杯のビール1,2杯程度しか飲まないようにしていたのだが、
この日は気が緩んでいて、バンドの今後の展開の話もあって酒が進んでしまった。
家のすぐ近くの昔からお世話になっている店でのこと、その昔うちのバンドの応援団兼スタッフでもあったプロのエンジニアの故山本氏の撮影による我々の古いライブビデオをマスターから見せてもらったりもした。
それもあってかなり感傷的になって、ついつい長居をしてしまった。
そこで一緒に飲んでたメンバー二人は綱島の人間ではなかったので先に帰った。
オイラもそのすぐ後、帰ろうとしたが既にフラフラであった。
結局、お店のマスターとそこにいた他の常連さんに抱えられて家に帰った。
(ありがとうございました。ちゃんとお礼をしてないですね。二人ともこのブログは見たことないでしょうけど)
さて、家に帰ってからしばらく横になっていた。
このあたりのことは意識も朦朧としていて記憶があまりないのだが、気がついたときには自分の手足に全く力が入らなくなっていた。
もともと、左半身は麻痺しているので、この時点でまた脳内出血を起こして、今度は右半身までやられたのかと思ってとても焦った。
後から考えてみれば、2008年に倒れたときは、早朝に体の異常を感じて目が覚めた。
このときは左半身だけが感覚がなくなって動かなくなり、自分の左手足がどこにあるのか全く分からず、自分の左側がなくなったような感じであった。
今回はそうではなかった。両方の手足に力が入らなくなったが、手足自体の感覚はあったのだ。
実際、あわてながらも右手で携帯電話を使って救急車を呼んだのだ。つまり右手は感覚もあったし力は入らなくても動かせていた。症状は違っていた。
4年前に倒れたときは、倒れる数週間前からほとんどお酒は飲んでなかった。
倒れる数ヶ月前からお仕事の研究報告書の原稿作成、出版作業に入っていてとても忙しくて夜遅くまでの残業がずっと続いていたのだ。
また倒れる10日前の11/2に自分のバンドのライブもあって疲労が溜まっていた。
ライブが終わって一息ついたあと、また再び残業の日々が始まった。
そして倒れる前の日には出版社との打ち合わせで原稿作り直しの大トラブルがあってショックを受け、遅くまで残業して打ちひしがれて帰って睡眠薬を飲んで寝たのだ。
そして、その翌11/12の早朝5時に脳内出血を起こしたのである。
これは精神的過労やストレス、ショックによる血圧の急激な上昇が直接的な原因であった。
睡眠薬についてはこのあと一切飲むのをやめた。ただ、脳卒中後うつ病になったのでうつ病の薬については去年まで飲んでいた。
今回の場合は結局、救急車で救急隊員による脳卒中(脳梗塞や脳内出血等)の可能性ありという判断で羽沢にある脳神経外科東神奈川病院に移送された。
脳卒中の疑いのあるときは手遅れになる前に直ちに専門病院に運ぶことが重要であり、救急隊員は前にオイラが自宅で脳内出血で倒れて救急車を呼んだときのこともわかっていて、この判断は正しかったと思う。でも結局、CTスキャンやMRI、MRA、脳波検査等をしたが脳内出血や脳梗塞等は見つからなかった。
結局、これらの検査と入院加療(点滴)により一週間での退院となった。
医者は言うには「脱力はお酒による影響ではないかと思う。」ということであった。
ちなみに脳内出血は脳内の細い血管が血管の老化や急激な血圧の上昇によって破裂し脳に損傷を与えること、脳梗塞は脳の血管が血栓で詰まって血液が流れなくなり脳の一部が壊死することである。
どちらも脳血管障害であり脳に損傷を与え、脳卒中と呼ばれるが、発症原因からみると違う病気なのである。
今、考えてみると、このところ血液検査でHbA1cの値がずっと高く、先月から糖尿病関連の薬が倍増されていたのだ。
糖尿病の薬は一般に血糖値を下げすぎて低血糖を引き起こす副作用がある。(ちなみに低血糖をおこしたときは飴を舐めるなどすぐに糖分の補給が必要である。)
多分、糖尿病の薬の倍増状態でかつ、,あまり食べずにアルコールを飲んだことによって低血糖を引き起こしたのだろう。
低血糖の症状としては手足の痙攣やめまいが起きる。今回の両手足脱力もその症状ではないかと思う。このことは現在通院中の糖尿病の薬を出した循環器科の医者にも詳しく伝えたが、やはり原因はよくわからないようである。
さて今回は救急車を呼んだのが深夜の一時半頃であり、手足が動かずドアも開けられなかった(救急隊は窓から入った)状態だった。深夜に救急隊から連絡がはいった兄家族や母には多大な迷惑をかけてしまった。
兄はそのせいで会社まで休んでしまい、母はその後、現在まで体調を崩している。
改めて申し上げます。本当に申し訳なかったです。
大変な迷惑と心配をかけてしまい、ごめんなさい。
会社に関しては、今回もちょうど研究報告書の出版時期であったが、原稿を出版社に渡したあとだったので、運良く業務に大きな影響はなかった。
しかし、今回はお酒が原因とみられるため、このブログで禁酒宣言をすることにしました。
ですので、このブログは本名でやってないし、見てる人は音楽関連の人や普段あまり会わない人ばかりで関係がないとは思いますが皆さんよろしくね。私は今後酒席であってもノンアルコールで頑張ります。
しかしながら、2008年に倒れた時のようにストレス、精神的疲労がたまると、こちらの方が危険なので、酒はやめても音楽はやめません。
仕事をしてる限り、いや、生きている限りストレスがなくなることはないでしょう。
このストレスが最大の原因であるとわかっても、ストレスをかわす方法を覚えながらそれとうまく付き合っていくしかないのです。
さて、こんなことがあると、家族にも遠慮して救急車を呼ぶことに躊躇してしまいがちですが、本当に脳卒中を起こしてる時は手遅れになるとヤバイです。
疑わしき時は躊躇や変な遠慮はせずに救急車を積極的に呼ぶ勇気を持つようにしてください。
手遅れになることのほうが、自分の脳の損傷も大きくなり、もっと周りに迷惑をかけることになります。
ちなみに脳卒中の症状は、急にろれつが回らなくなる。急に片側の手足の感覚がなくなる、手足が動かなくなる(倒れる)などのはっきりと自分でわかる異常です。
他にもいろいろな症状があるかもしれないのでそれはその専門のHPなどで調べて下さいね。
これは自分で「自分がおかしいことになってる」とすぐに気づきますので、素早い対処(救急車を呼ぶ)をしてください。
脳内出血の場合は精神的なショックや興奮状態にあるとき、また入浴しはじめの血圧が急激に上昇したときなどが危ないようです。
出血場所によっては脳幹やくも膜下など命に関わるので要注意です。
さて、すでに体はすでに元の状態に戻っています。
今年になってからボイトレも頑張ってます。
8/25(土)の東京倶楽部本郷三丁目店のライブは頑張ります。
来ていただけるお客様が楽しめるライブを目指しますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
まあ、予想はしてたのだけれど、昨日までのお仕事のプレゼンが終わって一時的には気が楽になったのだけれど、金曜までのお仕事がまだあるので今日になってまた、気分が重苦しい感じになってきた。
ここは、日記に書いて、少しでもストレスを吐き出しておこう(鬱でマイナス思考な話になるかもしれないので嫌な人は読まないでね。必要なのは良き理解者だけなのです)。
昨日までのお仕事の方は作業量はやたら多かったけれど、難しい内容のものではなかった。
ただし、会議後の打ち合わせで次回また眼がくらむような作業をやることになりそうな感じだった。このせいでオイラだけでなく部下も?滅入ってる。これは、あまり先を考えると気分が重くなるので考えずに、少しずつでもやれるところからやっていくことにする。
少しずつでも、小さな目標の達成感がやる気を回復させるのだ。
さて、金曜日までの仕事の方は、作業というより内容的に行き詰っているのだ。こちらは行き詰ってる内容・方針を上司とも相談して、逆にプレッ シャーを与えられながらもなんとか方向を決めたのだが、やはり基本的に不十分な感触(内容的にあまり面白くない)があり、とても憂鬱なのである。これについては有効な手 も打てず、やれるだけやったら「まあ、なるようになるさ。」と考えた方がきっとよいのだろう。
うつ病の治療というのは薬が20%、環境改善が80%とも言われる。原因の分析・状況の認識により、背後にある認知のゆがみ(例えば、「失敗するとクビになって全てを失う」とか)を自覚し修正することが認知行動療法と呼ばれるものらしい。
こうして今の仕事の状況を書いてるだけでも、いろいろと気持ちや問題が整理されてくる。
オイラの場合は「脳卒中後鬱」というまた違った要因もあるのだが。脳卒中起こした人には「脳卒中後鬱にも十分に気をつけろ!」と言っておきたい。
今は考えすぎないようにしたり、仕事から離れた時は一切忘れることにしたり、セロトニンを増やす方法を試みたり、ジェイゾロフトの力も借りて持ちこたえている。もちろん、医者(おいらの主治医は循環器科だが、)や会社の保健士とも相談している。
後は、将来に向けての楽しみを持つことだろう。ささやかなものでもいいのかもしれない。とりあえず、やっぱ音楽活動しかないだろうなー。
今、曲作ると、暗くて重苦しい曲になりそうだなー。明るく元気が出るような曲作りたいんだけど、今はとてもそんな気分ではないなぁー。
とりあえず、一段落したらバンドメンバー集めて、飲み会だな。まずは。
医学・生理学者の有田秀穂氏の「セロトニン脳健康法」という本の中に、
これまでの「努力などに対する報酬により幸福を感じる」という価値基準("ドーパミン原理"と呼んでいる)は右肩上がりの時代では通用するが、経 済成長が止まった現在のような時代ではこの原理は通用しなくなった。今私達はこれとは別の行動指針が求められている。それはお金や成績などの「報酬」では なく人と人との「共感」によるものでしょう。
というようなことが書かれていた。誰かのために自分を役立て、人が喜ぶことによって自分の幸せを感じるという「共感脳」(セロトニン原理と言って いる)ものであり、これはドーパミン原理が発展途上期の価値観であり、それに対しセロトニン原理は成熟した価値観だと言うのである。
競争原理や競争型社会から抜け出すヒントがここにあるような気がした。
んー。まだオイラの考えはうまくまとまってないんだけどねー。
オイラのこのブログは大きく「脳内出血(脳卒中、高次脳障害)」に関心のある人と
「ブルース、ギター、ライブハウス」に興味のある人の2つが読者の主流のようだ。
ブログを検索した単語もこの2つに関連するものが多い。
もちろん他にも、「マキムシ」や「闘争心」などよくオイラが日記に書いてる単語も検索されている。その中でもやはり「脳内出血」「脳卒中の前兆」が特に多い。
このことで悩んでいる人が沢山いるのだろう。「脳卒中の前兆」についてはここの過去の日記に何度か書いているのでそれを参照されたい。
今回は、リハビリを終えて1年以上、出血時からもうすぐ2年が経過する現在の状況について書こうと思う。
左片麻痺については、左足については、杖がなくても歩けるが、階段昇降などではふらつくので、外出時は基本的に杖は持っている。軽くスキップすることはできるが疾走するほどには走れない。左足も左手も動作は一通り動くのだが、触感が鈍く、左足だけ片足でバランスを取ったり、目をつぶって手触りでギターを弾けるほどの指先の感覚はない。それでも一通り動くので、動作も感覚も鈍いが日常生活には大きな困難というのはあまりない。
さて、それ以外のことについては、一般には高次脳障害を起こした者には次のような傾向が見られるそうだ。
1.イライラしやすくなる。
2.うっかりミスが多くなる。
3.意欲が低下する。
4.新しいことが憶えられない。
この中では1.と3.が当てはまっている。
もともと温厚でマイペース派であったオイラが、何かといらいらする様になったし、最近は鬱病気味で何もかもがイヤになったりもしている。
2.のうっかりミスは昔からよくあったので、よくわからない。
4.についてはライブでもバリバリ新曲やってるのでそんなことはないと思う。
一番気になるのはこの3.の鬱病気味になってしまったという点だろうか。
他の脳卒中を起こした人もそうなのだろうか???
それとも脳卒中とは関係なくオイラ自身の問題なのか?とても気になるところである。
この日記を見た人に心当たりがあれば意見を聞きたいところである。
最近は鬱気味である。休みの最期の夜はサザエさん症候群が酷く、かなり憂鬱な気持ちになっている。
左片麻痺になって、いろいろと思う様に動かなかったり、イライラが重なったりして、「イヤだなあ」と思ったり、目や耳も悪くなってきてるのも気になってき
て、何時の間にかいろいろなことで苦手意識が出来てたりして、最近は「積極性」や「やる気」といった「挑戦心」を失いがちで「守り」の気持ちになっている
のだと思う。
これが結局、サザエさん症候群の最大の原因なのだろう。
なんとか苦手意識を克服せねばならぬ。とにかくリハビリを粘り強く続けることなのだろう。
続けていれば、そのうちちゃんと元通りと同じ位にまで回復するのだと信じて。
このブログの前からの読者はオイラが脳内出血で倒れ、左片麻痺になったことを知っているだろう。動かなくなった左手が1年間でどのくらい回復したのか興味あるだろう。
2/6,2/7の日記で復活ライブの様子をYouTubeにアップしたことを書いた。左足がまだ不安定なので、高い椅子に腰掛けて演奏した。ギターは歌の合間にスライドギターを入れるローウェル・ジョージ的なスタイルである。
下の「南行きの列車」はラップスティールみたいなデビッドリンドレー的なスタイルである。左片麻痺の読者の皆さん、リハビリを続ければギタリストとしても復活できるのです。頑張りましょう。
You Tubeにアップしました:南行きの列車(2010年1月)
http://www.youtube.com/watch?v=-IKROPha06Q
以前、ここの日記に書いた(7/3の「悲しみのコーヒーショップ」
http://kazumi.air-nifty.com/muddy/2009/07/post-cd72.html)を思い出した。
つい先日、某ファストフード店に行った。1階は売り場だけで2階から上がテーブル席になっているよく見かけるタイプのファストフード店だ。オイラは足の状態も良くなってきているのでちゃんと飲み物を乗せたお盆を持って、ゆっくりだが階段の上り下りもできるようになってきた。
食べ終わって階段を降りたときに、杖をついたおじいちゃんが飲み物を乗せたお盆を持って上ろうとしていた。階段の昇り口で立ち往生している。見てみるとお盆の上のコーヒーも大分こぼれてしまっていた。以前のオイラの経験と全く同じだ。オイラも足が悪いので手伝ってあげられない。店の人を呼んですぐに手伝うように言った。
こういうお店はよくあるし、こういう光景は当たり前に見かけるようになった。オイラの場合もセルフサービス店でも店員が気を遣って持ち運びしてくれる場合がある。こういうときにこうしたチェーン店の店員の教育が行き届いているかがよくわかる。
それにしてもいちいち大声を出して店員を呼ぶのは「あの人足が悪いんだ。気の毒に!」とばかりに注目されるので避けたい。タンブラーとかこぼれない入れ物にしたり、片手で持ちやすいお盆にしたり、すれ違いでも上りやすい階段(踊り場にお盆をよけるスペースがあったりとか)いちいち店員を呼ばなくても自分でなんとかできる様なデザインが望まれる。
バリアフリーと言うと障害者心理に引っかかる。ユニバーサルデザインである。誰にでも使えるようにするということを工夫する余地はいくらでもありそうだ。さて、あなたが行くお店はちゃんとユニバーサルなデザイン・対応になっていますか???手足や目や耳が不自由な人の立場になってチェックしてみましょ~う!
7/31に「片麻痺のメンタルケア」というタイトルで、片麻痺患者のストレス解消の重要性について述べた。仕事の面ではデスクワーク中心なので基本的に以前とは変わりないが、出歩き歩き回るようなことはあまりせず配慮もしてもらっているのであまりストレスはなさそうに見えるだろう。
仕事上のストレスというのはやはり片麻痺からくるいろんな不便・不都合とそれによる仕事への「うまくいくだろうか?」という不安、焦燥が中心である。以前よりいろいろとイライラするようになったと前も書いたが、気分が大きくなったりとても小さくなったり精神状態は不安定になりがちだ。
邪念、雑念、煩悩を捨て、あるがままの自分に誠実でいる。穏やかな心を持てるようにする。やっぱ平常心(びょうじょうしん)が必要だ。これも前ここの日記で書いた。
さて昨日一昨日と久しぶりに1人カラオケに行ってみた。昼間の時間帯はサービスタイムでかなりやすく利用できる。ジュース一杯を注文して二時間好きな歌を好きなように大声で力いっぱい歌った。大きな声を出すとかなりストレス解消になる。細かなたまっていたストレスが一気に解消された感じだ。お酒飲んでストレス解消するよりよほど健康的だ。
今後も1人カラオケはときどき行ってこようと思う。
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